年金のお話
 

少しでも老後のお金を増やしたい ~友人から「付加年金」に加入がオトクと聞いたが・・

 年金に関する個々の情報を気軽に友人たちと交わしている例が増えています。将来の年金を少しで見も増やしたい行動力のある女性は、仕入れた情報をもとに相談に来られるという次第です。

 但し、年金の加入は、夫婦の加入する年金などで異なります。先日受けた例でお話ししましょう。相談者のA子さんも友人のB子さんも同じ57歳です。

 A子さんは専業主婦。夫(61歳)は民間会社に在職中。友人のB子さんから「付加年金がオトクと聞いたので私も加入したいが・・

付加年金は、第1号被保険者(納付済)が国民年金に上乗せで加入
 できる年金。1月400円の納付で将来の年金は月200円。

 よくよく聞けば、B子さんの夫は長年勤めた会社を先月退職、60歳未満の妻のB子さんは第3号被保険者から第1号被保険者になり、併せて付加年金に加入しました。

 一方、在職中の夫に扶養されているA子さんは第3号被保険者。そもそも第3号被保険者は配偶者に扶養されており、自身で保険料を納付していません。老後の年金を増やすために、付加年金だけ納付はできないのです。

 A子さんがもっと年金を増やしたいなら、60歳以降国民年金に任意加入して保険料を納付し、併せて付加年金に加入するといいでしょう。第3号被保険者は60歳になるまでだからです。

 友人との距離はこれまでと同じでも、高齢期は配偶者などの働き方で妻の年金の加入も変わります。何れにしても疑問をそのままにせず、年金事務所などに相談されるといいでしょう。午前10時ころまでがすいています。




統計からみた年金額 ~ 男性に比べ少ない女性の年金額  

 年金に関する質問で一番多いのが、「私の年金、いつからいくら?」。併せて、気になるのが「他の人に比べ私の年金は多のか少ないのか」です。統計でみてみましょう。

 厚生年金から受け取る年金額は給与(標準報酬月額)と賞与(標準賞与額)で決まります。平成24年度末で、給与の平均は306,000円、賞与の1回あたりの平均は426,000円です。

 但し、上記はあくまで男女の収入の平均額。内訳を比べてみると、女性は男性に比べ、給与・賞与・年収ベースで男性のほぼ6割と低い水準です。

 受け取る厚生年金受給者の男女の平均老齢年金月額は151,000円。男性は187,000円、女性は11万円。

 上記からも分かるように、厚生年金に加入して受け取る年金の平均の見方は要注意。なぜなら共済年金加入者に比べ男女の給与差、勤務年金の差が顕著だからです。以下は厚生年金加入の例です。

厚生年金保険の標準報酬月等・平均年金月額等
  給与・月 賞与・1回 年収ベース 年金額・65歳~
平均 306,131円 426,139円 4,313,699円 151,374円
男性 347,494円 494,874円 4,935,571円 187,290円
女性 232,046円 292,712円 3,200,433円 110,655円
 厚生年金保険・国民年金事業の概況 平成24年度末


 働く女性が増えたとは言え、こと年金に関してはまだまだ弱い立場です。とくに女性がシングルで働き続けて生き残るには、未だに大変な状況が見えてきますね。



2014.2.1






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