年金のお話
 

障害年金、「診断書なし」で認定!          ~ 2013.11.8東京地裁

 障害年金に関する画期的な以下の判決がでたのでご紹介します。国は当然に控訴するでしょうから、今後の展開が気になるところです。

 障害基礎年金を20歳から支給されることを知らず、28歳から請求し受給中の精神疾患の女性(現32歳)に、国は、20~28歳の分も支給しなさいという判決です。

 裁判長は、20歳時の医師の「診断書」がなくても、詳細な申立書などの記録から症状を認定できるとしました。この判決が画期的なのは、女性と同じ立場の人が多いと思われるからです。

 こうした報道に接するたび、年金の広報の大切さタテ割り行政の欠陥、おせっかいでも気軽に話しかけてくれる人はいなかったのかといつも感じます。

 今回のような障害年金を受けられる可能性のある人は、福祉関係の人、病院関係者、市役所の人、ソーシャルワーカー、養護学校の関係者などいろんな人と関わっていた可能性があったと思うと残念です。

 年金財政の不安感はテレビなどで盛んに取り上げられますが、障害年金のしくみや有り難さを、わかりやすく広報して欲しいものです。

 誰もが障害年金の最低限度の知識を共有する社会づくりが必要でしょう。裁判しなければ認められないのは当時者にとり大きな負担です。広報に年金の専門職をもっともっと有効に活かしていただけたらと切に願います。


<判決内容>
                
 ▼16歳  ▼20歳 ▼28歳 現在32歳▼
診断書あり 判決・8年分を
支給しなさい
20歳前の障害基礎年金
受給中
      詳細な申立書など




付加保険料の納付期間の延長 ~ 2014年4月施行  

  国民年金の保險料は月15,040円(2013年度)、付加年金の保險料は月400円。現在、国民年金の保険料は、過去2年分の未納期間分は遡って納付が可能(2015年9月まで後納制度で10年以内納付可能)ですが、付加年金は過去分の納付はできません。

 但し、付加年金の保険料を国民年金と同様に、過去2年分遡って納付することができるようになります (2014年4月施行)。

 付加年金の保險料は定額で月400円、1年分でも4,800円と負担感がありません。将来の年金額は月200円、受給後2年で元がとれるお得な年金で知られています。

 仮に、過去2年分国民年金と付加年金の保險料を納付すると、65歳からの年金額が43,725円(年金額は2013.11で試算)増えます。たった4.3万円かと思うか、4.3万円もと思うかは人それぞれです。

 多くの相談を受けた感想を言わせてもらうと、「年金生活者になって、初めて年金のありがたさが分かったわ!」の声も多いのも事実です。今までは、納付したくてもできなかったのですから、今回の改正はチャンスです。未納期間がある人は、来年の4月以降、付加年金を納付して年金を増やすのもいいかも知れませんね。

<過去2年分の納付>
保険料 改正前 改正後
国民年金
付加年金 ×


◆同じように、国民年金の過去2年分の保険料納付可能期間の遡及免除もできるようになります。ますます年金情報から目が離せません。

 

2013.12.1






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