年金のお話
 

国民年金の手続きをせず、年金額が少ない! ~忙しかったは言い訳にならない

 自分が老後の年金を受給できる年代になって「公的年金の有り難さ」を、逆説的に初めて知ったという人の相談を続けて受けました。

 A子さん(70歳)は年金受給資格25年(300月)を満たしていますが、未納期間が多いのが特徴です。

 A子さん曰く、未納期間中自営業者の夫とアルバイトのA子さんの収入を合わせるとかなり豊かに暮らせ、お互い忙しかったこともあり、老後の年金なんて気にもしていなかったそうです。

 48歳になったあるとき、このままでは年金額が受給できないと知り、国民年金の保険料の納付を始め65歳から年金を受給しています。

 A子さんの願いは「今から年金額を増やす方法はないか?」ですが、既に70歳で受給資格を満たしているA子さんは保険料を納付できません。

 就労収入がなくなったとき、あてにできるのは自分で備えた預貯金・保險などと公的年金です。受給資格を満たすだけでなく、少しでも年金額を増やす努力を若いときから意識しておきましょう。




公的年金は高齢者に有利!     ~年金に興味を持とう!  

 公的年金額は生年月日や加入期間などで異なりますが、条件が同じなら年齢が高いほど有利になっています。一番わかりやすい国民年金額の例でお話しましょう。

 国民年金は20歳から65歳になるまでの40年(480月)加入した場合、65歳から満額786,500円(平成25年10月から778,500円)受給できます。

 国民年金は昭和36年4月に成立していますので、当時既に20歳を過ぎていた人は60歳になるまで加入しても40年加入できませんでした。

 そこで、国民年金成立時から60歳になるまでの期間(加入可能年数)の加入で、満額786,500円受給できるしくみにしたのです。

 つまり、同じ年数加入しても生年月日により受給できる年金額は異なります。制度自体がなかったから加入できなかった分、若い世代に比べ高齢者の年金額は恵まれています。

 問題は少なからず恩恵を受けている高齢者自身が、そのことを知らないと言うことです。逆に若い世代の年金離れに救われていると言えそうです。

国民年金満額受給(加入年数と生年月日)
生年月日 加入可能年数 25年加入の年金額
T15.4.2〜2.4.1 25年 786,500円
S13.4.2〜14.4.1 37年 531,400円
S14.4.2〜15.4.1 38年 517,400円
S15.4.〜16.4.1 39年 504,200円
S16.4.2〜 40年 491,600円

2013.8.1






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