年金のお話
 

親の介護で無年金?

 親の介護に追われ、自分の年金のことを考える暇もなかった40代の女性から受けた相談は、まさに現代事情を反映していました。

 女性の年金の加入歴はありません。国民年金の保険料の納付が困難な場合、免除制度の申請ができますが、女性は制度の存在すら知りませんでした。

 幸いなことに母子は「生活保護」を受けることができるようになりました。

 女性が在宅で介護をしていた母は要介護5、母の状態や支える女性の精神的体力的・金銭的限界・周囲の勧めもあったようです。

 生活保護を受けた期間の国民年金の保険料は『法定免除』になり、今後の加入期間次第で将来年金を受給できます。

 女性は「母がデイサービスに通っている間は働くつもり」と、少し嬉しそうに話してくれました。
自分の将来のことを前向きに考えるゆとりもでてきたようです。

 熟年世代を生きる私からみれば、40代はまだまだ若い。もう充分すぎるほど頑張ったので、母との距離を楽しみつつ介護できれば楽しみも増えるでしょう。

 

親の介護で離職経験 平均年齢
男性 女性 回答者 介護される親
13.4% 27.6% 52.6歳 82.7歳

(公益財団法人 家計経済研究所  2011.9~11)




平成25年6月は、「年金額振込通知書」 のみ送付  

 年金額は物価スライド応じて改定されます。平成24年の物価は23年の物価に比べ変動率0%となり、平成25年度の年金額は24年度と同額です。但し、10月分(12月口座入金)からは特例水準の解消で年金額が1%減額されます。

 つまり、平成25年4月から9月まで平成24年度と年金額が変わらず、10月から年金額が変わります。
そこで気になるのが毎年6月に送付される年金額のお知らせのハガキです。

 4月から9月分は年金額が変わらないので、6月は「振込通知書」のみ送付、10月分から年金額が変わるので12月に「年金額改定通知書」と「年金振込通知書」が一体となったハガキが送付されます。

 「年金額改定通知書」は、年金額が変更(改定)されたときの年金額、「年金振込通知書」は、偶数月に支払われる2ヵ月分の額が記載されています。

 新聞やテレビで情報発信しているとは言いながら、特例水準で1%減額された年金額を12月に届くハガキで知る高齢者も多いと思われます。

 高齢期は届いたハガキなどを確認しない人も多く、実際に口座に入金された金額をみて驚く人もいそうです。

 年金は高齢期の生活のベースを支える大切なお金です。そのとき慌てないために高齢期こそ情報収集力が試されますね。


2013.6.1






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