年金のお話
 

DV被害者の国民年金保険料の免除特例

  あまり知られていませんが、配偶者の暴力(DV)により、配偶者(DV加害者)と住居が異なる人で、国民年金の保険料の納付が困難な場合、国民年金の免除特例を申請できます。

 DV被害者は、配偶者の暴力から逃れるために、住民票はそのままにして、配偶者と異なる住居で暮らす例も多くあります。そのため、暮らしが苦しくても、免除申請の手続きも遅れがちとなる現実があります。

 一般的な申請免除は、世帯主や配偶者、本人の所得(前年)が一定以下なら、保険料の全額または一部が免除になります。

 DV被害者の免除特例は、配偶者の所得にかかわらず、本人の所得(前年)が一定以下なら、保険料の全額または一部が免除になります。但し、父母などの世帯主は、所得審査の対象になる場合もあります。

 申請には、配偶者と住所が異なることなどの申出書や居住地が確認できる書類などの添付書類も必要です。まずは、お近くの年金事務所に相談しましょう。年金記録の秘密保持の配慮の相談もできます。




障害年金「初診日」と「保険料納付要件」が決めて!  

 障害年金の請求が増えています。しかし、障害の状態に該当しイザ請求のとき、保険料の納付状況で、障害年金を請求できないケースがあること御存知でしょうか。

 例えば、国民年金加入者が人工透析を受けた場合は障害等級2級に該当します。但し、障害年金は以下の要件を満たして初めて受給できること知っておきましょう。

 障害年金の請求で重要なのは、障害の原因となった傷病で初めて医者にかかった@「初診日」の確定と、その時点でA「保険料納付要件※
を満たしているかです。

 定期便に保険料の納付状況が記録されていますが、国民年金の保険料をいつ納付したかまでは記録されていません。

 そこで年金事務所などでは、必ずいつ納付したかデータで確認します。きちんと納付した人と、初診日の後に納付した人では不公平感が出るからです。

 だからこそ、国民年金の保険料はきちんと納付または免除申請しておく必要があると言う訳です。

 ちなみに、国民年金から受給できる障害基礎年金2級は78.65万円、1級は98.31万円です。公的年金は老後の生活だけでなく、万が一の場合も頼りになるしくみだということ分かりますね。

※保険料納付要件
・初診日の前々月までに被保険者期間がある人は、全被保険者期間のうち
 保険料滞納期間が3分の1以下であること。
または、
・初診日(65歳未満)の前々月までの直近1年間に保険料滞納がないこと。




2012.8.1






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