年金のお話
 

高齢期は引き算の世界〜不安が増える

 自分が年齢を重ねて気づいたのは、「高齢期は引き算の世界」と言うことです。

 人によりますが減るものに、若さ、仕事、親しかった友人、親や配偶者との別れ、残りの時間、収入や資産、体力や健康、判断能力などがあります。

 「そんなこと分かっているよ!」と言われそうですが、高齢者の相談を受けて感じるのは、「自分の今の状態」を適切に知っている人は少ないのが現実です。特に判断能力が不十分になったとき、自分では認めにくいものです。

 例えば、よくあるのが「お金の管理」、年金が入金される通帳の記帳と管理、有価証券などの証書の管理などができなくなります。そこで、不安が募った高齢者が相談先を求めて街に出始めています。

 親族だけでなく、周囲の人が高齢者の特徴を理解して対応できることが益々大切になってきました。
若いときから、些細なことで声がけしあえる人との交流づくりが身を助けることもありそうです。
 
 長生きの今、最後まで穏やかに生きるのも容易ではありません。




遺族基礎年金〜子のある夫も対象へ

 現在、国民年金から支給される遺族基礎年金の対象は、一定の要件にある子のある妻またはです。つまり、夫に遺族基礎年金は支給されません。

 [法案成立後]平成26年4月以降の支給対象者は、子のある配偶者(妻・夫) またはに改正が予定されています。
妻が死亡した場合、夫にも遺族基礎年金が支給されるようになります。

 いずれにしても、遺族基礎年金は子があることが前提ですが、子のある若い夫婦には朗報です。

 妻が死亡した場合、子育てをしながら働く夫の苦労は、妻の苦労と大差がないからです。遺族年金の支給対象者には男女差があり妻が有利でしたが、父子家庭へ配慮したものと言えるでしょう。

 但し、会社員などに扶養されている第3号被保険者が死亡した場合は、これまでどおり遺族基礎年金は支給されません。
 
  ※子とは、18歳年度末までの間にある子、または障害等級1・2級の状態にある
   20歳未満の未婚の子。

2012.4.1






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