年金のお話
 

2100年ころは、女性の平均寿命が95.7歳?   

 疾患、脳血管疾患などに対する医療の発達などにより、日本人の平均寿命は、男性が79.59歳、女性が86.44歳(厚生労働省・2009年簡易生命表)と4年連続で過去最高を更新しました。

 一方、読売新聞(2011.5.5)によれば、国連予想の日本人の平均寿命(2095〜2100年)は、男性は89.0歳、女性は95.7歳、全体で92.3歳だそうです。

 女性の立場としては歓迎ですが、年金を仕事とする立場からは複雑な気持ちになりました。

 自分が受給する老後の年金や、夫亡き後受給する遺族年金が、女性の長い老後の暮らしの質を維持してくれるのが公的年金だからです。

 ただ、少子高齢化が解消しない限り、今の制度では財源不足は明らかです。2100年ころに公的年金制度が存在していることを祈るばかりです。



本当の弱者は、誰?

  いろんな人の相談を受けていると、世の中は矛盾だらけ、心痛むことばかりです。

 なぜなら、本当に頑張って税金や社会保険料をきちんと納付し国民の義務を果たしてきたけど、生活が苦しい人に救済の手が厚いかといえばそうではないからです。

 例えば、夫婦共少ない給与で働いていたA夫さん夫婦の場合でみてみましょう。

 A夫さんと妻B子さんの老齢年金は相場の3分の2未満、夫婦の年金の差は5万円。A夫さん亡き後、B子さんが受給した遺族厚生年金は10万円(年)、自分の老齢年金と合わせても、一般的な生活保護の額より少ないのです。

 共働きだから裕福な人ばかりではありません。夫婦2人の収入を合わせ暮らしが成り立つ人もいます。

 友人たちの情報から、夫の遺族年金を期待していたB子さんの落胆の様子は気の毒なほどです。

 弱者救済を掲げるなら、過去の納付内容に応じた救済の仕方も選択肢の1つにあってもいいのではと思うこの頃です。

2011.6.1

 






Copyright 2005-2011 cyottoiwasete.jp. All rights reserved.

◆掲載している文章・写真等、すべてのコンテンツの無断使用を禁じます。◆