年金のお話
 

老後の暮らしの質〜公的年金額次第?   

 昨年の12月から再開した高齢者施設の見学が、9月末現在で29箇所になりました。年齢を重ねた分、以前見学を重ねたときに較べ、チェックはかなり現実的になってきたと言うのが私の実感です。

 「重要事項説明書」から見えない施設の実態を、自分の目で確かめるための施設見学から知ったのは、「費用対好印象」を満たす施設の入居者の多くは「公務員」だということです。

 高齢期を支える年金額の多さが、施設での老後の生活の質・快適さに繋がるのですね。

 一定レベルの施設生活の維持には、入居一時金を別にしても、管理費や食事代で月20万円から30万円。その他、介護サービス利用料や光熱費などの実費、小遣いなどプラス月10万円弱必要です。

 蓄えを取り崩しながらでも、毎月これだけのお金を払える人は幸せな人でしょう。見学の折、地味だけど凛とした風情で行き交う入居者の姿を拝見し、思わず納得しました。




思い通りに行かないのが人生

 多くの女性が描くライフプランは、年上の夫が亡くなった後、夫の遺族年金を受給しながら妻一人期間を友人などと楽しく暮らす」と言うものです。だからこそ、妻にとり「夫の遺族年金はいくら」が大問題なのでしょう。

 ただ、健康状態は年齢に比例しません。最近、年下の妻が障害年金を受給し、年上の夫が世話をしているケースの相談が続きました。

 高齢の夫は、「まさか、自分より若い妻がこんなになるなんて」と繰り返すばかり。帰る後姿も杖が頼りの痛々しさです。

 我が国の平均寿命(平成21年・厚生労働省)は、女性86.44歳、男性79.59歳、女性は男性より約7歳長生きです。生涯夫婦共健康で長生きなら嬉しいけど、高齢期はママならぬもの、予想外の展開は誰にもありそうです。

 何が起きても対処できる「生活能力」を、夫婦お互い身につけておく訓練が今から大切でしょう。

 


2010.10.1






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