年金のお話
 

「一般的に」の落とし穴・・  

 ときとして専門家でも陥るのが「思い込み」のミス。年金相談も例外ではありません。多くの事例を扱っていると、パターンが決まる例に慣れてしまうからです。

 例えば、よくあるのが、結婚を期に退職し専業主婦になった女性は、国民年金の第3号被保険者です。

 一方、共働きの夫が失業して妻の扶養になった場合も第3号被保険者です。いずれも手続きは配偶者の勤務先を通じてします。

 しかし、第3号被保険者の大半は女性なので、うっかりして失業した夫に第1号被保険者の手続きの説明をしてしまうと言う訳です。

 ちょっと厳しいですが、「私の場合はどうなる?」を心の隅に待機させて相談を受けるのも、相談者の生活の知恵かも知れません。

           注・第3号被保険者は20歳以上60歳未満


夫婦で相談が、増えた気がします

 ある日の某年金相談センターで意外なことに気がつきました。以前に比べ、夫婦の相談者の姿が増えたことに。それは、私にとりとても嬉しい光景でした。ときに真剣に、ときに2人でみつめあって笑いながら相談員の話に頷いています。

 年金の請求時は、老後の生活をより具体的に意識でき、情報を共有できる絶好のチャンスのときです。

 本当は、老後の年金の請求時だけでなく、気楽に疑問なども聞きにきて欲しいと思っています。早いうちなら対策も取れるからです。

 それでも、「ねんきん特別便」、「ねんきん定期便」の送付の成果でしょうか。若いカップルの相談も見かけます。それは、昨年のねんきん特別便の騒動が嘘のような、ゆったりとした午後の相談風景でした。

 


2009.6.1






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