年金のお話
 

世情に反映するセミナータイトル 〜「老後に必要なお金とエンディングノート」

 最近、依頼を受けるセミナーのタイトルと集客数が以前と様変わりしていることに気づきました。つい先日、ある女性センターで50代以上対象の「老後に必要なお金とエンディングノート」セミナーでも皆さんの熱意を感じました。

 募集人数30名に対し参加者は60名ほど、休憩時と終了後の質問者も10名ほど、講師として嬉しい空間を共有できました。

 皆さん、人生のエンディングまでの生活設計に不安を抱いているのが伝わってきました。高齢期の心配は、お金(経済)・孤独・健康、いわゆる3Kですが、どれをとってもその人なりの悩みは尽きません。

 後は、ありたい暮らし方を考え、自分に納得の金額を準備し、生き延びるしかない気がします。だからこそお金のこと、特に長くなった老後に必要不可欠な年金の知識が必要と言うわけです。

 セミナーでは、私が当たり前と思っていることを質問されることも多く、「そうか、皆さんご存じないのだ」と気づくことが多々あります。受講者の素直な疑問・質問は大歓迎です。

 例えば、60代・70代の女性から「仮に、夫が亡くなったとき遺族年金の金額を知るにはどうしたらいいの?」の質問。
「配偶者に委任状を記入してもらい、ご自分の本人確認できるものを年金事務所等に持参すれば、見込額を出してくれますよ」とお答えした次第。または、「情報を共有する意味でもご夫婦で相談に行かれてもいいですね」と。

 具体的な金額が分かれば、マネープランも立てやすくなり、更なる疑問もわいてきて、次の行動に取りかかりやすくなると言うわけです。私も、後少しお役に立てそうなので頑張ってみますね。

 


国民年金保険料滞納者に督促状送付 〜控除後所得300万円以上かつ未納月数7月以上(平成30年度)

 日本年金機構は平成26年度から国民年金保険料の「滞納者の所得及び滞納月数に一定の基準」を決めて、その範囲の人に30年度を目途に、すべての人(免除該者等低所得者を除く)に督促を目指しています。

 平成29年度の督促対象は控除後の所得300万円以上かつ未納月数13月以上でしたが、平成30年度は控除後所得300万円以上かつ未納月数7月以上(約37万人の見込み)の人に督促実施予定です。

  国民年金保険料督促対象者の要件
  所得 未納月数
平成29年度 控除後の所得300万円以上 13月以上
平成30年度 控除後の所得300万円以上 7月以上

 平成28年度の国民年金保険料の納付率は65.0%、平成27年度分の納付率は69.9%、26年度分の最終納付率は72.2%と、当初目標とした60%台半ばの収納率を達成しています。

  国民年金納付率の状況
  平成26年度 平成27年度 平成28年度
平成26年度分 63.1% 68.6% 72.1%
平成27年度分   63.4% 69.9%
平成28年度分     65.5%

 なお、強制徴収の内容をみると、最終催告状送付件数は8万5342件と前年度と同程度ですが、督促状送付件数5万423件と差押え実施件数1万3962件は、以下のとおり前年度を大幅に上回っています。負担の公平化に向けて国も前向きに動きだしています。

  強制執行の成果
  最終催告状送付 督促状送付件数 差押実施件数
平成27年度分 8万4801件 4万3757件   7310件
平成28年度分 8万5342件 5万 423件 1万3962件

2017.111





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