年金のお話
 

時代は女性に追い風! 〜働き方を自分で選べる時代に・・・

 平成28年10月より社会保険(厚生年金・健康保険)が週20時間以上働く人にも拡大(※対象は原則従業員501人以上の会社)、かつ国は老若男女を問わず誰もが活躍できる社会を目指す「一億総活躍プラン」を掲げ動き始めました。まさに働きたい女性に追い風の時代到来です。

 そこで皆さんが知りたい、働くことで変わる社会保険と税金などに関するセミナーの依頼を受けることが増えています。子育てが終わった後の再就職の難しさを味わった時代の私からみると、一歩前進といったところでしょうか。

 私がセミナーで一番伝えたいのは、「何のために働くのか」を自分で考えて欲しいと言うこと。

<働く目的>

・生活のため ・生きがいのため ・時間はあるからとりあえず
・正社員になりたい ・次のステップのために経験を積みたい
・自分のお金を増やしたい
・子育ての負担にならない程度で働きたい
・資格を取って独立したい・・・

 ともすれば、社会保険料の負担と夫婦の税金の変化によるソントク勘定が話題になりがちですが、「どう暮らしたいのか」の視点もあることを忘れないでください。

 人生経験が長い私が未だ現役で働いていることを知る知人が「私も資格を取っておけば良かった」と一言。知人は金融機関で長いことパート(厚生年金未加入)で働いていました。私も、知人の言葉で改めて好きな分野で働き続けられる幸せを感じています。

 上記は私の場合です。置かれた環境で働き方、働く目的は人それぞれ。但し、長寿の今働く期間は長くなりそうです。
どう暮らしたいのか(どう生きたいのか)、人生の節目に今まで以上に気づきが問われそうです。

 

 

井戸端会議が怖い   〜遺族厚生年金額は夫の年金額の6割?

 老後不安の心配から公的年金は男女を問わず盛り上がる話題です。中でも平均寿命が男性より長い女性は、夫が亡くなったとき妻が受け取れる遺族厚生年金額は気になるところです。女性が好きな井戸端会議で仕入れる情報は貴重なものですが、年金に関していうと謝っていることも多いので要注意です。

 あるときA子さんから、「サラリーマンの夫が亡くなって妻が受け取れる遺族厚生年金は、夫が受給していた年金の6割」と聞いたが間違いないかの質問。
 
 情報の仕入れ先は井戸端会議。そもそも夫が受給していた年金は何を指すのか不明。かつ、在職中の死亡か、退職後の死亡なら公的年金の受給資格期間を満たしていたのか、夫死亡時妻は何歳だったのか、妻の働き方はどうだったのかなど不明だらけです。

「事例」
 夫75歳で死亡  (昭和17年4月2日生・厚生年金40年加入・60歳退職)
 妻72歳     (昭和20年4月2日生) 
  A 専業主婦 (国民年金40年)   
  B 共働き妻 (厚生年金20年・国民年金20年 老齢厚生年金36万円)

遺族厚生年金額は、夫の年金の報酬比例部分の3/4。夫婦の生年月日は同じ・妻が専業主婦と共働きの場合で異なる遺族厚生年金額のイメージは以下通り

 妻の働き方の違いで遺族厚生年金額(加算含)も変わります。不安なら年金事務所等で見込額を試算してもらうといいでしょう。

 

2017.8.1





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