年金のお話
 

個人型確定拠出年金 iDeCO の利用増はこれから! 

 個人型確定拠出年金 iDeCO の加入範囲が平成29年1月から拡大されており、厚生労働省は個人型の加入者数を以下のとおり公表しました。  


個人型年金の加入者数等    平成29年度
加入者種類   加入者数 加入者のうち
新規加入者数
第1号      85,075人 4,148人
第2号加入者   339,649人 47,532人
第2号加入者 うち共済組合員 52,403人 20,374人
第3号加入者   6,205人 2,134人
  430,929人 53,814人

※ 昭新規加入者とは、前月21日から当月20日までの間に国民年金基金
  連合会で加入申出書を受け付け当月末までに入力処理をした件数。

 加入者数に占める実際の加入者数をみてみると、第1号・第3号加入者(自営業者・専業主婦等)が約9.1万人(約0.4%)、第2号加入者が約34万人(約0.8%)、全加入者は約43.0万人(約0.6%)とのこと。この数字が多いのか少ないのかの判断は立場で微妙でしょう。

 老後資金準備のための選択肢が増えた人がいることは嬉しいけれど、一方新しい制度に参加できない人も増えつつある現状も個人的に心配です。

 私たちは、本当に生活が苦しいとき、今を立て直すのに必死で情報収集するゆとりも、資金もありません。生活が苦しいとき国民年金の免除制度を利用できることすら知らない人もいるのです。

 今回の新しい制度の広報に国も金融機関も前向きですが、いろんな困っている人の相談を受ける現場にいる身からみると、ますます老後の格差社会の拡大が心配になるのは、思い過ごしでしょうか。 

 

年金分割の状況  〜未だ厳しい女性の現実 

 夫婦が離婚した場合、当事者の合意または裁判所の決定で婚姻期間中の厚生年金(保険料納付記録)の分割が可能です。平成19年4月以降離婚から年金分割制度(第3号分割)がスタートしています。
 ※第3号分割は、夫婦が平成20年4月以降離婚等した場合、
  第3号保険者期間に係る厚生年金保険料納付記録を分割

 最近また少しずつ離婚が増えつつあるようです。しかし、未だに年金分割の制度を知らない人もいるのが残念です。誰もが最後まで添い遂げられるとは限らない現在、自分の身を守る制度のこと知っておきましょう。

離婚等に伴う保険料納付記録分割件数の推移
平成・度 総数 離婚分割 (第3号分割のみ) 離婚件数
23年 18,231 17,462 (769)  241,370
24年 19,361 18,252 (1,109) 237,242
25年 21,519 19,663 (1,856) 324,341
26年 22,468 19,980 (2,488) 228,435
27年 27,149 23,448 (3,701) 228,879

離婚件数は、人口動態統計速報(平成28年3月分)


 離婚で夫から分割年金を受ける女性の年金額は、夫が加入した年金・期間、夫婦の婚姻期間、妻の加入した年金、期間などで差がでます。誰もが多額の金額を受けられるのでないので注意が必要です。

受給権者の分割改定前後の平均年金(月額)の推移 平成27年度
第1号改定者→ (年金分割をする人) 第2号改定者→ (年金分割を
受ける人)
改定前 改訂後 改定前 改訂後
136,995円 111,329円 54,819円 81,647円

分割する人とは年金額が多い人(一般的には夫)、
平均月額は、基礎年金が裁定されている場合は含


 離婚が頭をよぎったら、まずはどれくらい受給できるか情報の提供を受けると良いでしょう(年金事務所等に相談を)。50歳以上なら見込み額を出してくれます。

 

2017.6.1





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