年金のお話
 

平成29年度の年金額、前年度比0.1%減

  平成29年1月27日総務省から発表された、平成28年平均の全国消費者物価指数(物価)は前年比△0.1%、この数字をもとに計算した名目手取賃金変動率(賃金)は△0.11%。従って、平成29年度の年金額は物価で金額が決まります。

  「物価」と「賃金」がともにマイナスで賃金が物価を下回る場合は、法律で「物価」で年金額が決まるしくみだからです。マクロ経済スライドによる29年度の調整率は△0.5%でしたが、年金額がマイナスなので29年度は調整されません。

  ちなみに標準(モデル)的なサラリーマン世帯(片働き世帯)の65歳からの年金月額は約22万円(前年度比227円)円。あくまで標準的であり平均的な世帯でないので要注意。夫婦とも40年加入している世帯はそう多くないからです。元気で働く期間を増やし収入に繋ぐのもこれからの選択肢かもしれませんね。

平成28・29年度の標準的な世帯が受け取る年金額のイメージ
  平成28年度(月) 平成29年度(月)
老齢基礎年金(満額・1人分) 65,008円 64,941円
(△67円)
厚生年金※
夫婦2人分の老齢基礎年金含む標準的な年金額
221,504円 221,277円
(△227円)

※厚生年金は夫が平均的収入(平均標準報酬・賞与含む月換算額が42.8万円
 で40年就業し、妻がその間すべて専業主婦であった世帯が年金を受け取り
 始める場合の給付水準) 厚生労働省

平成28・29年度の年度の主な金額
  平成28年度 平成29年度
 老齢基礎年金満額 65,008円 779,300円
 障害基礎年金 1級 221,504円 974,125円
 障害基礎年金 2級 780,100円 779,300円
 障害厚生年金 3級 585,100円 584,500円
 遺族基礎年金 子 1人
   基本
   加算
   第3子以降の加算
1,004,600円
780,100円
224,500円
74,800円
1,003,600円
779,300円
224,300円
74,800円


 

ゆとりあればこそ、長生きもまた楽し!

  先日、カラオケのレッスンの帰り道、友人のA子さん(80代)が「趣味があって本当に良かった。この年になって出かけるところがあるのが嬉しい!」と一言。
私も思わず「同感!」と頷いてしまいました。

  A子さんは要介護状態の夫が週に何回かデイサービスに行っている時間をやりくりして、自分の趣味、友人たちとランチなどを楽しんでいます。

  実は、私は半年ほど前までA子さんが夫の介護をしていることすら知りませんでした。いつもおちゃめで明るい性格で夫の介護の愚痴も聞いたこともなく、歌にもチャーミングな色気があり、何より活き活きしていたからです。

  どうやら活き活きハツラツの源は、外出したときくらい介護のことを忘れる趣味などがあり、自分の時間を大切に過ごしてきたことも関係しています。

  心のリフレッシュができれば、夫と向き合うときも優しくなれるというもの。かつ、友人たちとの付き合いに欠かせない経済的なゆとりもあるのでしょう。

   80代の収入と言えば、特殊な人を除き年金が大半を占めています。夫の介護にかかる費用と夫婦の生活費、妻の趣味などの費用はかなり必要です。ここで力を発揮するのが年金という訳です。気持ちだけでは長い人生我慢にも限界がありそうです。

  私も趣味のカラオケを通して、夫婦、親族、仕事関係以外の仲間の交流も増えました。とかく長くなった人生をどう生きるか不安ばかり話題になりがちですが、A子さんを見習い、心とお金のゆとり作りを早くから意識して備え、長生きを楽しみたいと思います。

    人生何をするにも、「ゆとり」が大切かも・・
             

     ゆとり作りには発想の転換も
     ゆとりの作り方に決まりはない


2017.3.1






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