年金のお話
 

第3号被保険者を話題にしてみませんか!

  公的年金に加入者は平成26年度末現在6,713万人、前年度末に比べ4万人(0.1%)減少。但し、厚生年金・共済組合の加入者数は4,039万人、前年度末に比べ73万人(1.8%)増加。国民年金の第1号被保険者は1,742万人、前年度末に比べ63万人(3.5%)減少、第3号被保険者(以下第3号)は932万人、前年度末に比べ13万人(1.4%)減少しています。 

  一方、年金受給者数は平成26年度末現在3,241万人、前年度末に比べ101万人(3.2%)増加しています。加入者が減り受給者は増えているので、単純に考えても年金財政の厳しさが見えてきますね。

  なお、加入者は減少していますが第3号の減少率は低めです。第3号は被用者年金(厚生年金・共済組合)加入者に扶養されている20歳以上60歳未満の配偶者(20歳以上60歳未満)で、自身では保険料を納付しませんが、第3号期間は年金額に反映される当事者にとり嬉しい制度です。
    第3号の保険料は、被用者年金に加入している人の制度が人数に按分して
       基礎年金拠出金として払っています。第3号/第2号+第3号

  しかし、基礎年金制度が施行された昭和61年から30年を経て、核家族化、単身者の増加、働く女性の増加、平均寿命の伸び、経済の成長率の鈍化、一億総活躍の時代と世の中も変わりました。そろそろ負担の公平性・継続的な制度の維持からも、第3号の存続そのものの話し合いをもっと活発にしてもいい時代になってきたと思うのは私だけでしょうか・・・


年金セミナーで伝えたい私の思い!

  数年前から矯正施設でライフプランセミナーをしています。限られた時間なので「知識編」では年金のお話しをしています。受講生のほとんどが年金に加入していない、または加入していても僅かな期間しか加入していない人です。

  セミナー開始時「自分には関係ない」的な感じの受講生ですが、時間がたつにつれ明らかに前向きなオーラが伝わってきます。皆さん、基本的に年金に興味があるのですね・・・。

  結果、質問タイムには次々と手が上がります。終了後も関係者が許す限り希望者の質問に答えています。簡単な質問もOK、質問を受講生皆で共有することで興味を持ってもらうことが目的だからです。

  複雑な年金ですがどんなときいくら貰えるのか、なぜ大切か、手続きの仕方はどうしたらいいのかなど事例を交えて具体的に話せば、自分のこととして考え始めてくれます。

  いつも、質問者のバックにいらっしゃる家族のことも意識してお答えしています。そうすることで知識がより具体的に膨らんでいくからです。

  年金のことに限らず、私たち専門家が伝えられることって限りがあります。
だからこそ、まず興味を本人に持っていただき、疑問を感じ、あとは自分で行動して調べる習慣づくりの大切さを身につけて欲しいと思っています。

  知らないから「何を質問したらいいのか分からない!」
となる訳で、少し分かってくれば疑問もいろいろ出てきます。話を聞いて、こんな自分でも今まで少し加入した年金がこれからの対策次第でもらえると分かれば、今から頑張ってみようという気になるようです。

  改めて、長生きだからこそ年金を大切にしていただきたいこと伝えて行きたい。質問に上げる微妙な手の伸び具合が私に喜びを与えてくれます。



2016.5.1






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