年金のお話
 

男女の賃金差が年金額の差に

 統計によれば、働く人の月額賃金が男女計で30万4,000円と前年比1.5%増となりました。男性は33万5,100円、女性は24万2,000円と各1.7%増、特に女性の賃金は過去最高となりました。

男女計 男性 女性
30万4,000円 (1.5%増) 33万5,100円 (1.7%増) 24万2,000円 (1.7%増)
※賃金構造基本統計調査  2015年

 とは言いつつ、以下の賃金カーブは賃金の男女差をはっきり示しています。男性は年齢階級が高くなるとともに賃金も上昇しますが、女性は男性に比べ賃金カーブは緩やかになっているのが分かります。

性・年齢階級別賃金

 管理職として働く女性が増え賃金が増えたとはいえ、まだまだ男女差があるのが現実。ちなみに男性の賃金を100とした場合、女性は72.2です。

 厚生年金額は、ざっくり言うと厚生年金に加入した期間の(報酬と月数)で決まります。男性に比べ賃金が低く加入期間が短い女性の年金が低い理由が分かりますね。女性が年金に興味を持つ理由です。




老後の生活設計    〜大半が公的年金を重視しているが・・・

 20歳〜59歳に概ね65歳以降の収入として公的年金をあげる人は、第2号被保険者・第3号被保険者共に約80%、第1号62.0%という統計がでました。

 

老後の生活設計(複数回答・20歳〜59歳)    単位:%
  総数 第1号被保険者 第2号被保険者 第3号被保険者 第1号未加入者
公的年金 74.7 62.0 80.1 80.2 10.2
貯蓄の取崩 33.8 22.0 38.3 39.6 19.1
自分で働く 27.7 33.5 26.3 21.4 47.3
考えていない 12.9 19.9 10.4 8.7 27.1
※公的年金加入状況等調査  平成25年


 老後の収入として公的年金を重視している人が多いのは間違いありません。が、国民年金の第1号未加入者のうち、今後加入する意思のある人は3割弱、ない人は約5割。中でも45歳以上49歳未満14.5%、49歳以上55歳未満2.1%と極端に少ないのが心配です。

 国民年金未加入の理由は、制度の仕組みを知らなかった、忘れていた、保険料が高く経済的に苦しい、年金制度の将来が不安だからなど様々です。

 但し、第1号未加入者の64.0%が国民健康保険(市町村)に加入、民間の生命保険・個人年金のいずれかに加入している人は半数以上とのこと。
年金と健康保険の保険料が給与から天引きされている厚生年金加入者から疑問がでそうなところです。

 現在、国民年金の保険料の1/2は国庫負担(税金)が入っており、お得な制度です。誰もがいつか老後を迎えます。まずは制度のこと知って、ご自分がありたい老後をイメージすることから始めませんか! 


2016.3.1






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