年金のお話
 

情報が届いていない 〜 障害年金

 時間の許す限り年金・福祉・成年後見制度などの勉強会に参加し、セミナーを受講しています。そこで気づかされるのが、一生懸命仕事をして各分野の専門家の情報が、本当に必要な人に届いていないということ。とても残念です。

 先日も、市役所で障害者手帳の手続きをして何度も更新をしており、病院に入院するほど重い状況にあり、訪問看護を定期的に受けていたのに、30年間公的年金から受けられる「障害年金」のこと知らなかったという人にお会いしました。

 期間がたてばたつほど、初心日(初めて医者にかかった日)の特定が難しく、手続きも複雑になります。

 中には、ずっと寝たきりだったのに、国民年金の保険料を親族が納付していらした方もいました。日常的に介護職員が訪問しており、市役所も状態を知っていたのに、年金のこと伝えていませんでした。

 仮に、障害基礎年金を受けられたら、国民年金の保険料は法定免除になり、保険料納付は必要なく、その分親族の負担も軽くできました。何より、将来の生活のベースは確保でき精神的不安を減少できました。

 当事者は、自分で手続きがしにくくなるからこそ、関係する専門家や市役所職員の総合的な視野からのアドバイスと知識が求められます。

 「将来障害の状態が重くなったら、国から障害年金を受けられる可能性があるから相談してください」と、書類ベースで伝えて欲しかったが私の感想です。

 公的年金は「請求しなければ受給できませんが、「制度の存在を知っているが請求の前提。福祉の人たちなどとの交流も増えつつある今、当たり前のことも含め年金、特に障害年金のこと伝えていきたいと思います。




今更ながら、年金は有り難い!

 この夏休み、久しぶりにミニ山歩きをしました。休憩を兼ねた展望台で日本アルプスの山を堪能しました。そこで気づいたのは山もかなりの「高齢者」が多いと言うこと、それも「杖」を持った高齢者が・・

 当初、最近はやりの介護付きの旅行ツアーの方が参加されているのかと思っていましたが、よくみると皆さん登山靴を履いており、登山用の「ストック」を持っていました。ひどい勘違いに気づき、自分でも笑ってしまいました。

 言い訳させてもらうと、間近にみる皆さんの顔のシワも姿勢もそれなりにかなりなお年を示していますが、山歩きの経験を重ねた足取りはお元気そのもの。会話を楽しみ趣味を楽しむゆとりのある人たちは皆楽しそうです。

 70歳代後半の人も含め、皆さんの年金生活が充実していらっしゃる様子が会話からも伝わってきます。我が家も年金生活者なので黙っていても偶数月に入金される年金の有り難さを実感しています。当分の間、日本経済は元気な高齢者の消費で支えられていくのでしょう。

 若い世代は、今の高齢者ほど年金の恩恵を受けられませんが、寿命が伸び働く期間が伸びることが予想される年代なので、実質年金受給期間に差はなさそうです。

 いずれにしても高齢期は年金収入がベースとなるのは同じ。だからこそ年金収入を少しでも増やす働き方と工夫が大切です。時代と共に制度は変わり今後減少する年金ではあるけれど、高齢期の生活の質とゆとりに大いに関係するからです。

 今の高齢者は、人並みに暮らしていれば何とかなった時代を生きてきました。若い世代は、それなりに高齢期を意識しないと人並みに暮らせない時代になった気がします。これからは、年金の重さにいつ気づくかがキーワードでしょう。



2015.9.1






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