年金のお話
 

統計の不思議 ~国民年金実質納付率40.6%だけど・・・

 調査結果を分析して数字で出すのが統計ですが、必ずしも私たちが本当に知りたい正しい情報とは言えないこともあります。自営業者などが加入する国民年金の保険料の納付率の例で考えてみます。

 厚生労働省は平成26年度(27年3月末現在)の納付率は63.1%、前年度から2.2%上昇したと伝えています。

 <国民年金保険料の納付状況>
平成24年度分 平成25年度分 平成26年度分
67.8% 67.2% 63.1%
24年度末から
8.8ポイント増
25年度末から
6.3ポイント増
対前年度比
2.2ポイント増
※各年度分は平成27年4月末までに納付された月数の割合

 何気なくみていると、第1号被保険者のほぼ2/3の人が保険料を納付しているイメージですが、実際はちょっと違います。

 保険料の納付対象者は、第1号被保険者(任意加入者含む)1,742万人から法定免除、申請全額免除者、学生納付特例者及び若年者納付猶予者を除いた1,140万人。従って一部免除者は納付対象者に含まれています。

 つまり、被保険者全体における実質納付率は40.6%と前年度とほぼ変わらず。さらに、定額を納めている人の割合はもっと低いと言えます。

 第1号被保険者(任意加入者含む)
第1号被保険者 法定免除者 申請全額免除者 学生納付特例者 若年者納付猶予者
1,742万人 134万人 245万人 178万人 44万人
※上記2表は端数処理して表示

 年金財政の厳しさを国民と共有する意味でも、そろそろ実態を正直に統計で発表した方がいい気がするのは私だけでしょうか・・・。







夏真っ盛りのタラタラ汗も楽しい!    ~ 年金相談の現場から

 この4月から思い切って週2日機関に所属して受けていた年金相談を辞め、完全にフリーで年金相談を受けています。今まで時間に縛られて自由にやりたいことができなかった反省からです。 今は、思いたったら即動ける幸せを感じつつ仕事をしています。

 そんな訳で、一日のスケジュール表を見ながら、暑い炎天下日傘を片手に重い書類を持って病院や依頼者の自宅、年金事務所、市役所など電車とバスと徒歩で回っています。

 先日も新しい発見がありました。昔父が入院していた都立病院に久しぶりに仕事で行きその変わりようにびっくり。病院内の天井は高く、院内の通路は広くちょっとしたホテル並です。

 但し、広い通路を行き交う人は、点滴をつけた人、ベッドに寝た女性を押して移動している人、これから診察を受ける人、医師や看護師、通路におかれたテーブルで付き添いの人と患者さんらしき人が食事を楽しむ光景はさすが病院です。広めのコンビニが盛況でした。

 医師作成の書類など、病院により郵送可能、窓口で手続きが必要などいろいろですが、今はできる限り窓口に行き自分で確認しています。病院の担当者もサービス業に徹していらっしゃる人も増え、私の仕事の仕方の参考になることも多いからです。

 また、「最近の若者は・・・」。とよく聞く言葉ですが、先日も、場所がわからないとき親切な若い男性が丁寧に同行して教えてくれました。街中でのちょっとした交流が、ゆとりを持って人に接する大切さを実感させてくれます。

 「今日は何ケ所回るの?」という連れ合いの声を背に、せっかく得た自由時間を楽しみつつ、まだまだ続く夏を乗り切ってみます。先日遊んだ山散策の余韻を思い出しながら。



2015.8.1






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