年金のお話
 

急速に進む少子高齢化      ~高齢者白書平成27年版より

 我が国の総人口は、平成26年10月1日現在、1億2,708万人と平成23年から4年連続の減少です。65歳以降は過去最高の3,300万人(前年3,190万人)、総人口に占める割合(高齢化率)は26.0%(前年25.1%)と過去最高となりました。

 高齢化率上昇の要因は、人口減少の中@死亡率の低下による65歳以上の人口の増加とA少子化の進行による若年人口の減少です。

 このまま行くと高齢者人口は、団塊の世代が75歳以上になる平成37年には3,657万人になると推計されています。団塊ジュニアが75歳以上になった後の平成72年には、65歳以上が39.9%に達し国民の約2.5人に1人が65歳以上、4人に1人が75歳以上の高齢者になると推計されています。

  高齢化の現状と将来像
総人口 H25.10.1 H26.10.1
65歳以上 3,190万人 3,300万人
75歳以上 1,592万人 1,560万人
高齢化率(65歳以上)
(75歳以上)
25.1%
(12.3%)
26..0%
(12.5%)

H72年

 
39.9%
(26.9%)

 現在、厚生年金の支給開始年齢も引き上げられており、更なる今後の流れは不透明です。お元気な高齢者が増えており、生きがいかつ生活のため働く(働かざるを得ない)高齢者も増えています。

 今後は益々、将来への不安から70歳過ぎても働く人が増えそうな気配です。確かに働くことは美徳?かもしれません。
ただ、一生働き詰めでいいのかと長年働いてきた身として疑問を感じる最近の私です。 あなたは、何かやり残したことはありませんか・・・




ライフプランにも影響   ~ 共済加入者の遺族年金

 被用者年金の一元化で、共済年金の2階部分が厚生年金に統一されます(平成27年10月施行)。今回の改正で職域部分が廃止されます。但し、一元化前に加入した期間分の職域部分は経過措置で支給されますが、遺族年金となると少し複雑です。

<既に退職共済年金を受給しているAさんが、一元化後に死亡した場合>
A男(夫) 昭和24年4月2日生 平成27年10月以降死亡したと仮定
B子(妻) 昭和27年4月2日生 国年

 仮に、共済年金に20年以上加入したA男さんの職域部分(※)の年金額を24万円とすると、現在の職域部分の妻の遺族年金額は24万円?3/4=18万円。

但し、死亡年別により職域部分の遺族年金額は以下のように変わります。
平成37年9月末までに、A男さんが死亡なら18万円。
平成37年10月以降1年経過後に死亡なら、24万円?3/4?29/30=17.4万円。平成46年10月以降死亡なら24万円?1/2=12万円。

 夫の死亡時期で、妻B子さんの受給遺族年金額が変わる
夫死亡年 現在~ H27.10.1~ H37.10.1~ H46.10.1~
計算式 ?3/4 ?3/4 ?3/4?
(1年で1/30ずつ減)
?1/2
職域遺族年額 18万円 18万円 17.4~12.6万円 12万円

 一元化後も職域加算は経過措置で保護されるとは言え、妻が高齢になって発生するのが一般的な遺族年金のリスクに対する備えも必要です。夫がいつ亡くなるかが妻の老後の収入に関わってくるなんて、予想外と言えるでしょう。

 いずれにしても、年金など社会保険、税などの制度はどんどん変わります。今に併せてギリギリにプランニングする危うさも知っておきましょう。ゆとりを持ったマネープランが益々求められますね!


2015.7.1






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