年金のお話
 

世代で異なる年金額 ~ 高齢者の方がお得!

 とかく話題になりやすいのが「年金」のこと。現在年金を受けている高齢者からの不満の声ばかり聞こえてくるのがとても残念です。

 なぜなら、今の高齢者の年金額は、若い世代に比べ恵まれているからです。これから年金を受ける世代が、年金の知識を得たら、もっと苦情が増えるのでは心配しています。厚生年金に40年加入した夫と3歳年下の国民年金のみの妻でみてみましょう。



 夫の報酬比例部分の年金額の計算に使う乗率は、昭和21年4月2日生れ以降の人は7.125/1,000、5.481/1,000で計算しますが、昭和2年4月2日生れの人は9.637/1,000と7.205/1,000で計算します。
妻65歳から妻の国民年金に加算される振替加算額は昭和41年4月2日生れ以降の人は0円、夫死亡後、遺族厚生年金に加算される経過的寡婦加算額は、昭和31年4月2日生れ以降の妻は0円ですが、大正15年4月2日生れの妻は585,100円加算されます。
年齢が高いほど計算式の乗率と金額が多いのが分かりますね (上記はごく一部)。




過去5年以内の未納期間の納付可能に  ~ 27年10月から30年9月まで延長 

 国民年金の保険料は過去2年を過ぎると納付できませんが、平成24年10月から27年10月まで、過去10年以内の未納期間の保険料の納付が可能です(後納制度)。但し、65歳以上の老齢基礎年金の受給者や繰上げ受給している人は利用できません。

 なお、平成27年10月から30年9月までの3年間、過去5年以内の未納期間の保険料の納付が可能(後納制度)になります。

 後納保険料は、納付可能期間のうち古い順から納付します。

 過去3年度以前の保険料には、当時の保険料に加算額がつきます。

 例えば、平成17年6月分なら、平成27年6月末まで納付可能です。過去2年以内の未納分は、後納制度を利用しなくても納付可能です。

ちなみに1年分納付で65歳からの年金額が約2万円 (19,502円) 増えます。

 併せて、納付した保険料は全額社会保険料控除として翌年に確定申告することで、所得を圧縮し税金を減額できる効果があります。

 お知らせなどが届いたら必ず目を通し、分からないことがあれば届いた書類持参で年金事務所などに相談するといいでしょう。


2015.5.1






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