年金のお話
 

共済年金の厚生年金へ一元化

 2015年(ひつじ年)が始まりました。 今年は昨年以上に医療・介護・年金など社会保険関係は大きく変わります。年金では、共済年金の厚生年金への一元化(平成27年10月施行)でしょう。

 共済年金の厚生年金へ一元化とは、制度上2階部分の年金を厚生年金に統一することです。統一後は共済組合の組合員は厚生年金の被保険者になります。



 現在、60歳時年金の受給資格がある人は、65歳になるまでの間に40年
上限に国民年金に加入できます。国民年金の保険料は年18.3万円(月15,250円?12月)、60歳以降任意加入できる人はかなりゆとりのある人で、利用者は少数です。

 納付期間が45年に延長されると資産があるゆとりのある高齢者の年金が増え、その分国庫負担(税金)が増えそうです。国庫負担の増加は、若い世代の負担増につながります。

 そもそも、無理をして45年に拡大しなくても、国民年金には税金が含まれている有利な年金と知っていれば、もっと加入者が増えると思うのですが・・・




ああ!勘違い  ~ 「3号分割」は自動的にもらえる?

 マスコミなどで年金が取り上げられることが増え、「離婚時の年金分割」の制度も皆さんに知られるようになりました。但し、以下のように勘違いして理解している人に出会うことも多々あるので要注意です。

 夫婦が離婚した場合、2人の婚姻期間中の厚生年金(保険料納付記録)を分割して、それぞれ自分の年金にすることができるのが離婚時の年金分割。分割方法には、「合意分割」と「3号分割」があります。

  按分割合 離婚時期など
合意
分割
請求には、2人の合意または裁判で年金分割の割合(上限2分の1)の決定が必要。 平成19年4月以降離婚
(事実婚関係解消)
3号
分割
第3号被保険者の請求で、配偶者の厚生年金を2分の1ずつ (※) 分割 平成20年5月1日以降離婚(事実婚関係解消)
平成20年4月以降に第3号被保険者期間有
 ※ 3号分割の場合、第3号被保険者が請求で按分割合は自動的に2分の1

 合意分割の場合、按分割合を2人で話し合って決めます。2人で合意できない場合は裁判手続きで決めます。3号分割の場合、請求すれば按分割合は自動的に2分の1となるため按分割合の2人の合意は不要です。これが勘違いの原因です。按分割合の決まり方と分割年金の請求は別物です。

 先日も「3号分割なので年金分割の請求はしなくていいと思っていた。たまたま友人から「分割年金の請求の時効が2年」と聞き、慌てて相談に来られた人がいました。持つべきものは賢い友人ですね。お陰さまで相談者は、自分の年金が受給できるときから分割年金を受給できそうです。

 確かに年金は難しい。こうした勘違いは誰にも起こりそうです。ただ、生存していれば生涯受給できる年金のこと、勝手に判断せず調べて確認する姿勢も大切かも知れません。


2015.1.1






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