年金のお話
 

保険料納付要件を満たしているか? ~ 障害年金

 障害年金の請求が増えています。但し、国民年金や厚生年金の被保険者中に「初診日」のある病気やケガで障害の状態になったとしても、以下の「保険料納付要件」を満たしていないと障害年金は受給できません
 ※20歳未満に初診日がある場合は、保険料納付要件は不要です。
  1. 初診日のある月の前々月までに保険料の滞納が被保険者期間の3分の1を超えていない。
  2. 平成38年3月までは初診日がある月の前々月までの直近1年間に保険料の滞納がない(65歳未満に限)。

 保険料納付要件というと保険料の納付が要件と思いがちですが、保険料を一部また全額免除した期間や、保険料の納付を猶予された学生納付特例期間などを含めて判断されます。

 学生も20歳になったら即「学生納付特例」の申請をしておきましょう。病気や事故より初めて医師にかかった初診日の後に手続きをしても、申請月日が日本年金機構のデータにきちんと記録されており、保険料納付要件を満たせないことがあります。

 20歳になったら、届いた書類を本人や親も確認し手続きを意識することが大切です。生活が困窮しているときなども、きちんと手続きしておきましょう。あきらかに障害年金が受給できたと思われる例にあうたび残念に思います。

 ちなみに障害基礎年金2級は772,800円、1級は966,000円です。
  • 申請には学生証(有効期間が表記されているもの・コピー可)または在学証明書(原本)必要。
  • 提出先は、住民票を登録している市(区)役所または町村役場。
  • ひき続き学生納付特例制度をご利用する場合、毎年度の申請が必要。(申請期限有)。                         
  • 平成26年4月から、申請時点の2年1カ月前の月分まで申請(注)可能。 




伸びる平均寿命 ~ 備えは早過ぎることはない!

 日本人の平均寿命が男女とも過去最高を更新、男性が80.21歳と初めて80歳を超え、女性は86.61歳と2年連続世界1を記録しました。寿命が伸びたのは住みやすい国の証明なので嬉しいのですが、年金財政に関しては深刻さを増しました。ますます早めのマネープランでの備えが求められそうです。

平均寿命  (厚生労働省 平成25年)
女性(世界1位) 前年比 男性(世界4位) 前年比
86.61歳 +0.20歳 80.21歳 +0.27歳

 正規労働者だった人が多いと言われる団塊世代の最後の昭和24年生まれが既に満額の年金を受給し初めている今、年金の受給総額が膨らんでいます。
 今後、高齢者も若い世代も、年金の受け取り総額は減りそうです。だからこそ、気づいたときから以下のお金の使いかた、貯め方、考え方を自問した備えが必要でしょう。

  • 寿命が伸びれば、介護や医療にかかるお金も増える。
  • 寿命が伸びれば、高齢者施設に入居したときの費用の持ち出しも増える。
  • 何歳まで働くかで異なる収入。働きたい年齢と働ける年齢は異なる。
  • そのときアワテナイために、年金のしくみを理解しておく。
  • 配偶者や自分の加入年金で遺族年金額も異なる。遺族年金の試算をしておく。
  • シングルは自分の年金だけが頼り。少しでも増やしておこう。
  • 人生計算どおりに行かない。相続と贈与対策などはほどほどに!
  • 最期まで自分らしく生きるにどうすればいい!

 巷に情報が溢れている今、何があっても自分なりの満足を得るには、意思を通せるだけの基礎的なお金を増やしておくことも大切。まずは老後の収入のベースとなる年金を増やしておきましょう。



2014.9.1






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