終の住まい
 

足のむくみ対策は知っているが・・


 「認知症」になると意思の疎通がしにくくなります。せっかくよかれと思って高齢者施設の職員が対策をしても、本人が理解できていなので対策の効果がでにくいこともあります。

 よくある例の1つは、点滴が必要なのに点滴の針を外してしまう例です。

 または、足のむくみがひどいため、足下に少し厚めの布団をおき、その上に足を置いて寝て「足のむくみ」を取って欲しいと職員は思っていますが、日中はじっと寝てくれない例です。

 足のむくみを取るチャンスは長い夜にありますが、足下の厚い布団を避けて横に丸まって寝るので効果はありません。

 そんな訳で、特養に入居しているA子さんの足はむくんでパンパンになっている割合が増えました。

 むくみで上履きも窮屈そうです。ただでさえ忙しい職員も日中1人に付きっ切りで面倒をみるのは不可能です。

 私もときどき足がむくむとき、足を高くして寝ると翌日にはふくらはぎが柔らかくなっており、足高にする効果は十分知っています。

 しかし、テーブルに顔をのせて穏やかにうたた寝しているA子さんを見ていると、無理強いも逆に罪のように見えてきます。



差額ベッド代も様々

 高齢者施設に入居していると、大腿骨骨折や肺の病気、大腸がん、尿路感染などで提携病院に入院することもたびたび。そこで気になるのが差額ベッド代です。

 先日Bさんが入院した病院は、差額ベッド代が高いので有名で、当初1日約2万円でした。しかし、Cさんが入院した病院は差額ベッド代0でした。

 仮にBさんが30日入院なら差額ベッド代だけで約60万円、併せて治療費が発生します。

 どちらの部屋も値段ほどの差はなくごくごく質素でした。差額ベッド代は、何を基準にして決めるのか分からなくなってきました。

 差額ベッド代が高いと入院時の預り金も一般的に高く、初期支出がこたえます。

 いろいろな経験から、高齢期の施設を決める時、提携病院の実態を知っておく必要があると感じています。提携病院があるから安心だけですまないこともあるからです。

 一度入院すると中々退院させてくれない、差額ベッド代はいくら?など知っておけば、イザそのとき少しは心の準備もできそうです。

 それにしても近頃の大病院はいつも混雑していますね。付き添いや入院費支払いで行くたびにその活気?に驚かされます。長寿は様々な分野に影響を与えています。


2018.10.1


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