終の住まい
 

老人保健施設の夏祭り 〜阿波踊りで盛り上がる


 この夏、支援しているA子さんが入所している老人保健施設の夏祭りに参加しました。

 定期訪問時に見かける人の配偶者・子、孫なども参加しており、会場はいつもよりほのぼのムード。A子さんも配られたお料理と果物を早速平らげ満足そうです。

 いよいよ躍動感溢れる「阿波踊り」が始まりました。広いフロアの真ん中で、賑やかな音楽と共に天井まで届くくらいジャンプする踊り手の男性に、入所者からの歓声が響きます。

 A子さんも私もウキウキ、入所者と家族などと踊り手が一体となった感じです。

 すると予想外のことが起こりました。突然観客席に座っていた入所女性が踊り手の後について踊り始めたのです。

 介護職員が慌てて、ケガをしてはいけないとばかり席に戻そうとしますが、本人は「楽しくて楽しくて・・」の感じで踊り続けます。とうとう最後まで踊り通しました。

 思わず、体が動いてしまったのでしょうね。私も見ていて微笑ましくなりました。横に座るA子さんの笑顔も素敵で、楽しくいい一日でした。



高齢者施設を見学して 〜入居者側のゆとり度が決めて

 高齢者施設に入居が必要になったとき、100%満足して入居している高齢者ばかりではありません。ほとんどの人は多少なりとも妥協して入居が現実でしょう。
 
 小綺麗な施設、広い居室、介護職員の教育が行き届いている、今まで暮らしていた地域に近い施設などを希望しても、イザ入居が現実になると厳しい壁にぶつかるのが常です。

 一番の壁は、入居に必要な一時的・継続的な費用。施設運営も需要と供給で成立が世の常、費用が安い施設はそれなりの理由もあります。

 単に安いからと飛びつかず、それでも安い理由に納得なら入居もいいでしょう。

 個室のuは同じでも、室内のお風呂の有無で感じる広さが異なります。

 「単に室内にお風呂があって便利」とせず、本人の状況で個室で介護する人が常時対応可能かの確認も必要です。最近は人手不足で難しい場合もあるからです。

 施設の匂いも大事です。オムツ交換の匂いが充満している施設、下水の匂いがする個室など、長く入居する施設だからこそ、観察が必要です。

 最期まで納得して暮らすには、施設選びの目を養うことと、早くからの資金準備は欠かせませんね。


2018.9.1


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