終の住まい
 

入居後も増える    〜介護保険の自己負担額   

  都内T市の介護付有料老人ホームに入居しているA子さん(要介護3)に以下のようなお知らせが届きました。

  「介護職員処遇改善加算の変更に伴い、介護保険の自己負担額が変わります」。
  全額介護職員の給与に還元される

  介護保険制度は3年ごとに見直され、次回は平成30年4月の予定でしたが、29年4月に臨時に変更されるとのことです。

  変更により「介護職員処遇改善加算1」の掛け率が6.1%から8.2%に、支払い金額が介護度により4月分より増えます。

支払い金額の差額(概算)

  月額 年額
1割負担 551円〜974円 6,612〜11,688円
2割負担 1,102円〜1,948円 13,224〜23,376円

  高齢者施設に入居時の費用は変わらないイメージがありますが、介護保険や高齢期の医療保険の改正、本人の要介護度の重度化や病状の悪化等で予定外に支出が増えます。

  増えない年金収入とジワジワと増え続ける支出、高齢期の資金計画はますます厳しくなりそうです。

  制度は変わるを前提に、ゆとりのマネープランが必須の時代になりました。




高齢者施設選びの難しさ     〜焦らずじっくり探す

  昨今は空き室も目立ち買手市場の観がある民間の高齢者施設、そんなとき切羽詰まった状況で施設探しをすると失敗することも・・・。

  一度入居すると若い世代のように簡単に移動できない高齢者施設だからこそ、慎重に選びましょう。

  やはり、高額な買い物はゆっくり時間をかけて契約が基本です。毎月の管理料などかなりな額を長期にわたり支払う高齢者施設などの衝動契約は避けましょう。

  一時金なし、月支払いが安いのに空きが多い施設などは、やはり何か理由があるが基本。事前見学は当然ですが、短い時間の見学で、施設の運営状況の是非、職員の動きを見極めるのは難しいのも現実。

  そうは言いつつ受付窓口に常時人はいるか、電話対応はどうか、急な質問への対応の仕方、見学時にお会いする職員の数、配分、年齢、離職率など現場での確認も重要です。

  入居者が所在なげに無駄に時間を過ごしていないか、部屋の掃除状況、タンス内の衣類の整頓、食事の内容、フロアなどの臭いなどさりげなく、自分の目で確認します。

  施設側の説明、重要事項説明書の内容確認はもちろんですが、自分の感覚も大切にしましょう。住宅、生命保険購入時の情熱が施設選びにも重要です。

  反省を込めた私からのメッセージです。


2017.5.1

 


back <<  #76 >> next




Copyright 2005-2017 cyottoiwasete.jp. All rights reserved.

◆掲載している文章・写真等、すべてのコンテンツの無断使用を禁じます。◆