終の住まい
 

高齢期のコスト ~差額ベッド代等が大 

  介護付有料老人ホーム(以下施設)に入居中に、病気やケガで病院に入院して驚くのが差額ベッド代の高さです。

  多床室なら一般的な病院で1日0円~4,000円前後と安いのですが、個室となると1万円超です。

  女性が入居の多床室が空いていても、男性は入居できません。際限なく大声を出す、暴れる人なども多床室では周りに迷惑をかけるので厳しいです。

  そんな訳で、Aさん(80代後半男性)が入院してかかる費用は医療費以外にざっくり1日で15,000円(下表)。

入院時の医療費以外の料金(1日・税込)
差額ベッド代
(個室)
入院セット
パジャマ・タオル代等
食事代
(3食)
他・オムツ・ウエット
ティッシュ代等
12,960円 350円 1,080円 状況により

  合わせて、A施設の利用料約26万円(月)から食事代約3万円(月)を除いた23万円(月)が必要です。
施設から病院に入院の場合、2ヶ所分のコストが必要なので大変です。

  ずっと穏やかに施設で暮らせたら良いのですが、高齢になればなるほど予定外のコスト増になるのは必然です。止むを得ないとは言え、高齢期の支出増は身に染みますね。




高齢者施設探しも大変  〜簡単に引っ越しできない

  自分の将来も兼ねて様々な高齢者施設を見学しています。建設前から入居予定者の意見も聞きながらの施設の会などにも参加しています。

  こうした会は皆さんそれなりの意識を持った人が多いのですが、逆に自立?しすぎて周りが見えていない人もいます。

  普通の住宅なら我慢できることも、高齢期はずっと同じ空間で付き合うことも多く問題です。この例では、契約をしない選択も可能です。

  逆に、介護付有料老人ホームでも、ときに認知症の病気のせいか、攻撃的な人に出会います。

  数回の見学では判断できずに終の棲み家と決めて入居した場合、こんな筈ではなかったのにと後悔しきりです。若い時のように嫌なら引っ越しも、諸事情よりままならないのが高齢期だからです。

  施設選びは、施設の運営会社の確認、職員との相性、費用なども大切ですが、誰と暮らすかの確認も大切です。当初は良かったが、後に入居した人とのトラブルもあります。

  長寿化により、お元気で意識の高い高齢者も増えました。反面、周りに不快感を与えても分からない人も増えています。上手に年を重ねるって本当に難しいですね・・・。


2017.4.1

 


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