終の住まい
 

介護付き有料老人ホーム    〜ポイントはマネープラン

  10月末にAさんの介護付き有料老人ホーム(以下施設)入居のお世話をしました。施設探しのポイントは、要介護度と資金計画です。

  例えば、認知症のAさんの場合。妻B子さんの突然の病気・死亡のため、自宅で一人暮らしは困難との医師の判断を受け、老人保健施設に入所するAさんに変わり私が施設探しを始めました。

  当初、要介護2でしたので介護保険の認定更新時に3になるのを期待していましたが、逆に1になり、低額な特別養護老人ホームの申請は諦めました。

  人の寿命は分からないので、100歳まで生存と仮定して収支を計算。年金がそれなりにあるとはいえ、資金的に入居できる施設は限られています。

  複数の施設見学の末、やっとM施設が見つかりました。施設と職員の雰囲気も穏やかで即気に入りました。入居1時金0円、毎月の費用約18万円+介護サービス費他約5〜6万円と格安です。

  当初、施設契約の身元引受人欄の署名は家族に限ると言われましたが、話合いの結果、身元引受人でなく成年後見人などでの契約可となりました。

  目標を決めて費用など妥協せず、諦めず、気に入った施設と契約できて感謝です。これからは、周りに花いっぱいのこじんまりしたM施設がAさんの「終の棲み家」になります。

      

介護現場の人材不足     〜仕事に見合った給与を!

  どんな仕事も報酬を受けて働くので楽な仕事はありません。しかし、高齢者施設などで働く介護職員の場合、仕事の内容がきつい割に待遇面で冷遇されているのが残念です。

  今後増える高齢者を支える介護職員の「給与面と仕事内容」の改善の取組みを希望しています。

  月1度複数の高齢者施設などを日中短時間訪問するだけの私にも、職員の大変さが伝わってきます。

  実際に、用事で朝のオムツ交換の時間帯に遭遇したときがありますが、充満する匂いの中、現場で黙々と働く職員の頑張りに頭が下がる思いでした。

  国は、介護人材が不足を予想し、今後外国人介護者の採用を増やす方向です。しかし、私は介護人材が不足する一番の問題は待遇と思います。

  給与などを上げて待遇改善しない限り、よい人材は増えません。大変な仕事に見合った待遇(給与など)を提示できれば、介護を天職とする人は育つでしょう。

  仕事は、「やり甲斐」と「生き甲斐」、それに見合う「対価」があれば継続できます。継続できてこそ、介護のプロも育ちます。

  介護現場で働く人の給与を知るたび、あまりの低さに驚きます。体を酷使して長く働いた年金額も当然に低額です。

  介護人材を育てる発想が今求められています。


2016.11.1

 


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