終の住まい
 

自分が入居したい施設

  7月初めの2日間で介護付有料老人ホームとグループホーム計7ヶ所見学しました。近隣に住む人の依頼なので、地域の状況を自分で知るため、すべて電動自転車で回りました。暑かった!!!

  高齢者施設はお金を出せばいくらでも豪華な施設があります。しかし、現実的に誰もがそんな施設に入居できる訳ではありません。

  入居したい施設と入居できる施設は、なかなか一致しないものです。しかし、今回、初めて自分が入居したいと思った施設にめぐりあいました。

  そのグループホームは、自宅からすぐ近くにありました。訪問したとき、丁度入居者数人と職員が散歩から帰ったときに遭遇、皆さんとても活き活きと笑顔が印象的でした。

  フロアの明るめの床もピカピカ、各室のベッドも整頓されており、綺麗さにびっくり。昼食を職員と一緒に入居者も作り初めましたが、たくさんのひき肉を炒める美味しそうな匂いがフロアに充満し、傍らで野菜を切る入居者の手も軽やかです。

  まさに生活の一部が普通に営まれている感じです。但し、終の棲み家ではなく、お風呂に自分で入居できなくなったら退去とのこと。現在満室、費用は介護サービス自己負担を含め約月17万円。

  探せばこんな施設もあるのですね。少し希望が湧いてきました。 

      

シニア産業花盛り ~高齢者の救世主となる?

  高齢者が関心を持つのは、年金・健康食品・病気・介護・孫・高齢者施設など。最近は、高齢者施設入居の話題も以前ほどタブーでなくなりました。

  人口減などで国内マンション建設も頭打ちの傾向の中、福祉と関係が薄い不動産業者がシニア層をターゲットに、高齢者施設事業に参入または既存内容を強化する方針になったとの報道です。

  サービス業である介護事業は、人が人を支える仕事が基本で、単に効率よく収益を目指す業者の体質と違うので、異業種の参加を単純に喜べません。

  もっと気になるのは、将来の高齢入居者の懐具合を甘く試算しているのではと心配です。

  たとえは富裕層を狙った施設なら、入居一時金と毎月の管理費などもかなり高額になります。

  これからの高齢者は60歳代前半の年金がない、またはあっても少ない世代で、子どもの教育にかなりお金をかけた世代。かつ、自分たちの生活も楽しむ意識がある人も増え、寿命も伸び、夫婦の健康寿命も以前より長くなる分、手持ち額も減りそうです。

  最悪、高齢期になったとき、不動産の飽和状態で自宅は売却できず、預貯金は当初の予想ほど残ってないとなれば、高齢期の施設のランクを下げるしかありません。

  ある程度高級な施設が古くなり、入居率が50%のところを見学し、経営に不安を覚えたのはつい最近こと。つけが利用者に来ないよう祈るのみです。


2016.8.1

 


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