終の住まい
 

豪華さに慣れ過ぎると、老後が怖い?

  最近気がついたこと、以前に比べシニア層を意識?した旅行代金の高いものが増えたこと。中でも豪華列車の旅の代金は半端ではありません。

  つい最近では、平成29年5月から運行予定の「トランスイート四季島」の3泊4日で95万円(最上級1人分)には驚きました。

  きっと九州の「ななつ星in九州」のように人気になるのでしょう。「世の中にはお金持ちがいるのだなー」と思わず独り言。

  しかし、豪華さに慣れてしまうとそれが当たり前になり、金銭感覚にメリハリを持たせることが難しくなるのが世の常。

  ましてや判断能力が不十分になりがちな高齢期を意識した金銭管理の維持は口で言うほど簡単ではありません。

  かくして、時が過ぎ本物の高齢期になったとき、自分の希望する施設入居などもままならない預貯金額等になってしまう恐れもあるのです。

  高齢になればなるほど、高齢期初期と事情が変わってきます。誰しも一生豊かに暮らすが理想ですが、最期まで豊かに暮らすには、未来を想像する意識も大切なのですね。 

      

施設入居(所)者の衣類洗濯など

  介護付有料老人ホームなどで前から気になっているのは、高齢者の衣類に関すること。

  1つは、衣類やタオルなど洗濯したあとの回収に時間がかかることです。家庭なら毎日または2日に1回位に洗濯するので、予備の衣類はあまり必要ではありません。しかし、施設の多くは1週間に1回レベルで洗濯業者に回すため予備が必要とのこと。

  そんな訳で、A施設では肌着10枚(予備含め)、ハンカチ14枚など購入依頼を受けました。つまり、無駄なストックが必要と言うことです。

  2つめは、「この色なら似合うかしら」と時間をかけてTシャツ等を購入し次の訪問時に伺うと、相変わらず汚れた古い服を本人が着ており、がっかりすることが多いことです。

  タンスにはかなり衣類が入っているのに、本人が上手に利用できていないのです。

  洗濯ものを天日または室内に干す施設は少なく、乾燥機に耐えうるものを探すため、高齢者の衣服などの購入には気を使い時間もかかります。

  変化のない施設での暮らしだからこそ、少しでも気持ちよく暮らしてもらいたいと考える私と、介護現場の職員とスレ違いは容易に埋まりません。

  「食べる」「排泄」「寝る」の支援に追われ、生活の質にまで手が回らない現状があるのかも知れません。


2016.7.1

 


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