終の住まい
 

介護付有料老人ホーム ~ 初めての資産・収支審査
 
 成年後見人として支援している高齢者のために、介護付有料老人ホーム8ヶ所見学後やっと決め引越しました。

 今回、初めての経験だったのが、入居時の本人の預貯金などの資産と年間収支審査です。過去何人かの施設探しと契約をしましたが、資産と収支の審査は初めてです。

 初めは驚きましたが、施設の経営者側からすれば、止むを得ないとも思えます。

 施設入居は入居一時金と毎月の管理費などかなり高額な買い物です。これまで審査がなかったことがむしろ不思議なくらいです。

 資産の中に不動産は原則含まないそうです。不動産は売却できての価格で、本人の価値の認識とズレが大きいからです。高齢期も即現金化できる預貯金等での保有も必要で、資産の中身も分散が基本のようです。

 高齢期の収入の大半を占める年金で、毎月の管理費などの一部または全部にあてるのが一般的。年金額の多寡は資産の増減に影響大と実感しています。

 すべての手続きも終了しホッとしました。今回も数えきれないほどの福祉関係者・医者を含む病院関係者、市役所の担当者に御世話になりました。           

 改めて、介護保険の素晴らしさを実感しています。




~利用者負担2割に(平成27年8月施行)  

 介護保険を維持継続するための見直しが平成27年8月から始まります。
 
 介護保険のサービスを受けた場合、所得に関係なく一律1割負担でしたが、平成27年10月から、65歳以上で一定の所得がある人は2割負担(上限有り)になります。

 一定の所得とは、合計所得160万円以上(単身で年金収入のみの人は280万円以上)です。

 世帯の所得は個人単位で考え、世帯収入が同じでも夫婦の年金収入で、各自の負担割合が異なります(高額介護サービス費の自己負担限度額は基本的に据え置き)。

 例えば、世帯の年金収入はいずれも370万円の
Aさん夫婦とBさん夫婦の負担割合を比べてみます。

 世帯年収380万円の夫婦の介護保険利用の負担割合
  Aさん夫婦 Bさん夫婦
夫婦の年金収入 夫・300万円
妻・ 80 万円
夫・200万円
妻・180万円
介護サービス利用の負担割合 夫・2割
妻・1割
夫・1割
妻・1割

 
 高齢期、年金収入が多いことは嬉しいことですが、負担増を考えれば手放しで喜んでばかりもいられません。

 今更、年金収入を変えることはできないセカンドライフで厳しいのは、突然の改正による負担増。応能負担の傾向が続きそうです。



2015.4.1

 


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