終の住まい
 

差額ベッド代が左右する施設入所など費用

 高齢者を支援して気づいたこと。それは、高齢者施設や病院に入所(入院)したときの費用は、差額ベッド代次第だと言うことです。

 切羽つまって急遽入所(入院)のとき、部屋を選べる状況ではないからです。本人の家計状況を知っているからこそ相談員になんども交渉しますが、簡単に2人部屋から多床室に移動できません

 A介護老人保健施設の場合でお話ししましょう。

   < A施設利用料(月)のイメージ>
本人分 介護保健施設サービス 37,000円
その他
利用料
食費 (オヤツ材料費含) 58,000円
日用品・教養娯楽費・洗濯料※・他 15,000円
入所居住費(多床室) 24,000円
2床室差額ベッド代(1日3,500円)※ 105,000円
  計(※消費税含) 247,840円

 つまり、差額ベッド代は113,400円(消費税※8,400円込)、全費用の5割弱を占めています。1日3,500円なので決して高額とは言えませんが、それでも入所が長引けば払う方にとっては大変です。

 施設を選べる立場にない本人側からの交渉は微妙に強気に言えません。粘り強く伝えていくしかなさそうです。しなやかに、粘り強く頑張ってみます。

 入所先が決まったときは嬉しかったのに、イザ入所できたらお金の問題と悩みは尽きません。



介護付有料老人ホームの入居時の料金が変わる!

 支援している人が御世話になっているA介護付有料老人ホームは待遇もまあまあ、費用も手頃です。先日、必要に迫られ資料を取り寄せてびっくり。以前の金額と大きく変わっていました。

 家族会でいただいた資料によれば、料金の改定は改正老人福祉法(平成24年4月1日施行)によるものだとのこと。

 従来の入居一時金の中には、月次償却と入居時一括償却がありました。いわゆる前受金ですが、これを受理してはいけないという法改正です。

 但し、入居一時金を受理しないことは施設側の運営上負担も大きいため、入居一時金を受ける場合は、月払いプランを示すことを条件の料金設定も可能になりました。

 平成24年4月1日~27年3月31日までが猶予期間。既にAの他施設で適用となっており、契約の約8割が前受金0を選択されているそうです。

 入居時の一時金がないのは助かりますが、その分毎月の支払いが高く、長寿のリスクを抱える不安がでてきました。

 年金はこの先期待できない中、来年は消費税10%も予定されており、ますます高齢期のマネープランが厳しくなった気がします。

   A介護付有料老人ホームの場合 (18.75~20.13u)
  入居一時金 月額利用料
月払いプラン 0円 341,600円
スタンダードプラン 2,000,000円 308,100円
ロングライフプラン 14,900,000円 156,600円
   ※その他、介護サービスを受けたときの1割負担や、医療費、オムツ代、小遣い等必要。


2014.8.1

 


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