終の住まい
 

高齢者施設などでは上質の衣類は着られない!

 高齢者施設などに入所(入居)している人を支援して分かったことは、手洗いが必要な上質の衣類は役に立たないということです。

 なぜなら、大きな施設の多くはクリーニングを業者に任せており、業者は衣類を乾燥機で処理が多いからです。

 つまり、家庭のようにきめ細やかな対応は不可能。併せて、一度クリーニングに出すと回収が3週間後という施設もあります。

 結果、上質な衣類は見るも無残なよれよれになり、下着やYシャツなどもあっという間にクタクタです。かつ同じものを3~4セット準備が必要です。

 服の趣味は人の生き方を表す1つの尺度ですが、その気持ちに添えないのも現実です。

 入所するまで、趣味のいい服を着ていたのに・・・
施設側からの依頼で服を購入するとき矛盾を感じる瞬間です。似合うかどうかより乾燥機に耐えられるかの目で服を購入している自分に。

 ご自分で何でもできるときは気にならなかったことが、判断能力が不十分になると服一つとっても制約が多くなるのですね。

 




施設で異なる活気度

 いろんな病院や高齢者施設、グループホームを定期訪問・見学して気づいたことは、運営側の方針で働く人の活気度や施設の清潔度が異なることです。

 A老人保健施設はいつ訪問しても、私や入所者などに対する関係者の対応がハキハキしています。連絡もこまめで対応も早く申し分ありません。入所されている人の表情も楽しそうです。

 若い世代の入居者がほとんどのBグループホームは、いつ訪問しても部屋がホコリで一杯。但し、連絡・報告は丁寧にしていただけます。

 認知症高齢者が入居するCグループホームは、小さな施設内を工夫して使っています。職員がどんな人でも楽しめる易しいリクリェーションを企画し、入居者と一緒に楽しんでいます。

 D介護付き有料老人ホームは、何かあるとすぐメールのきめ細やかな連絡があります。但し、必要以上に医療・歯科の治療をしすぎるのが気になります。

 F介護付き有料老人ホームは、よくケアマネジャーが代わります。こちらから発信すれば丁寧に対応してくれることに気づいたので、今後は遠慮せず発信していく予定です。

 G精神病院は、担当の先生がとても親切で心が落ち着きます。先生の一言で職員との行き違いからのストレスも吹っ飛びます。

 施設や病院の現実はそれぞれ。高齢者を支援する私も、あとすこし賢くなって頑張ってみます。

 

2014.7.1

 


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