終の住まい
 

体験入居してきました     〜介護付有料老人ホーム(入居時自立)

  これまで友人たちと高齢者施設・住宅・リハビリ病院など170ヶ所くらい見学を重ねて気づいたのは、第3者的な視点から見ている自分です。

 そこで、思い切って1泊2日の体験入居をしてきました。訪れたのは都心から離れているのに人気があるサンラポール南房総です。

 初めての施設の個室での孤独体験です。1フロアで狭い物音一つ聞こえない静かな部屋です。確実に自宅にいるときより家事時間は減りそう。仕事を続けている60代の私は、時間を持て余すのではないのかと心配。では70代、80代のときはどうなっているのでしょう。

 食堂やフロアで見かけた人たちの様子からいろいろ想像してみました。まだ連れ合いが生存中なので、真に一人になったときの心細さと覚悟は違ってくるのでしょう。自分に向き合えたのは収穫でした。

 案内人曰く、入居時自立の施設は自分で選ぶがポイント。そのために一度だけでなく間をおかず何度も体験入居して欲しいとのことです。間をおくと前回の復習で終わってしまうとのこと。

 当日同行した入居者の母を訪問する娘さんも「母はいろんなところを見学し、最終的にここに決定。母が決めたところなので家族も納得」とのことです。

 高齢期こそ「自分で決める」ことが自分の人生の豊かさに繋がるのですね。

 

 



高齢者施設で働く男性が増えている?

 判断能力がなくなりいろいろ事情がある高齢者は、在宅で介護を受けることが無理なので施設入居にならざるを得ません。

 現に、私は複数成年後見人を受任していますが、一人を除き皆介護付有料老人ホームやグループホームなどに入居しています。

 一人に毎月1回訪問して感じるのが、施設などで働く男性が以前に比べ増えている気がします。目につくのが退職後または若い20〜30代の男性です。

 先日もグループホームでの昼食時、高齢の入居者に嫌味っぽくなく手際よく接している30代の男性に驚きました。新卒でなく企業で働いた経験が生かされている感じです。

 大腿骨骨折時、病院の付き添いをしてくれたのも施設で働く中高年の男性でした。皆さん、ごく控えめだけどごく自然に親身になって高齢者のお世話をしてくれているのが特徴です。

 自宅で介護する人や介護職は女性と思いがちですが、人々の意識と雇用環境の変化で、少しずつ介護の職場も変わってきたようです。後は働く人の報酬体制が早く追いついて欲しいと願うばかりです。

 男女を問わず、人生の最期を支援する人の待遇と居心地よい職場にすることが、そこで暮らす高齢者の暮らしを快適にするからです。


2013.11.1

 


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