終の住まい
 

成年後見人、不正増加!

 平成12年4月介護保險施行と同時に、判断能力が不十分な人たちを支援する成年後見制度が施行されて13年目です。それなりに成果をあげていますが、制度を悪用する人の報道も増えています。

 中でも、成年後見人に選任された弁護士の「預かり金」の横領が相次いでいます。預かり金とは、預かった本人のお金を成年後見人など名義の口座に入金して管理するしくみです。仮に、成年後見人が破綻した場合、口座で預かっている利用者本人のお金は消滅します。

 高齢者が成年後見を利用する理由の1つは、止ムを得ず高齢者施設に入居や病院に入院する必要があるとき契約が必要だからです。誰もが、利用者本人と成年後見人は信頼関係で結ばれていると思っています。

 今回の報道によれば不正発覚まで時間がかかっています。被害はその分膨らむという訳です。

 私も、成年後見人として複数受任していますが、うちテレビの報道をみた利用者本人から、定期訪問時に「預けてある通帳の記帳内容を確認させて欲しい!」と、初めての経験をしました。これだけ不正が報道されれば、本人にとり気になるのも仕方ないことでしょう。

 判断能力が不十分な人の支援をする成年後見人には高い倫理感が求められます。一方で増え続ける高齢者と支援する人の不足。制度発足時に予想できなかったトラブルが今後も増えそうです。

成年後見人等~親族以外の第3者(51.5%)の主な内訳
弁護士 司法書士 社会福祉士
4,613件(40.8%) 6,382件(31.0%) 3,119件(13.8%)
※制度開始以来、初めて親族後見人を第3者後見人が上回る。
※()内、対前年比増

 



高齢者施設のレクリェーション

 
 介護付き有料老人ホームなどでは、入居者対象にレクリェーションのメニューがいろいろ実施されています。無料、有料と様々、少しでも入居者に快適に過ごしてもらいたいという施設と本人・家族の希望が反映された企画の意図は伝わります。

 入居時の説明でも、案内者の説明に力がはいる分野です。しかし、実態となると複雑です。以下はあくまで介護付き有料老人ホームでの見学経験です。

 その日はフラワーアレンジメントの日でした。参加者は認知証の人が大半で、施設と提携している花屋さんが綺麗な花を準備して始まりました。費用は1人2,000円です。

 各テーブルには利用者2~3名と施設の担当者が座り、容易されたスポンジに切り花をさして完成が目標です。但し、利用者はほとんど関与せず飾りは完成します。

 そして、完成後の花を前に必ず写真を1枚。現場にいない親族などは、後でその写真と室内に飾られた花をみて、本人は少しでも楽しんだのだと勝手に解釈し満足します。少なくとも私はそうでした。

 たまたま見学し実態を知った後でも、レクレーションに参加した方がいいのか、しなくていいのか、未だに迷いつつ、少しの期待を込めて次回参加に○をしている私です。


2013.6.1

 


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