終の住まい
 

小規模宅地特例の緩和〜平成25年1月施行

 介護が必要になり自宅をそのままに老人ホームに入居する人も特別ではなくなった昨今、気になる税制改正をお伝えします。

 親が老人ホームに入所した場合、現在生活の拠点は老人ホームにあるとして小規模宅地特例は使えないとされていましたが、一定の要件を満たせば特例が認められます。
  小規模宅地特例とは、親の居住用宅地などを子が相続する場合、
   一定の要件のもと土地の相続税対象額を減額出来る制度。

 現在の一定の要件は、@親に介護が必要なため入所A親の入所後自宅を他人に使用させていないB自宅を維持管理していたC親がホームの終身利用権や所有権を取得していないです。

 改正後は、@親に介護が必要なため入所A親の自宅を貸し付けしていないが要件となります。但し、親族に無償で貸し付けた場合などの判断は今後決まる予定です。

 介護付き有料老人ホームは終身利用権がほとんど(稀に所有権となる分譲)なので、今回の要件緩和は多くの人に嬉しい改正でしょう。

 特に今回の相続税の改正で基礎控除額はこれまでの6割に縮小される中、土地の価格が高い都市部に住む人はますます情報から目が離せなくなりそうです。

 



施設に入居して良かった!     〜嬉しい一言が私の生き甲斐

 複数の高齢者等を支援していますが、いろんな理由からこれ以上自宅で暮らすことが難しくなった人に、施設入居を進めるときはいつも迷います。

 頭では自宅での生活は自分でも限界と分かっているけど、未知の暮らしに簡単に移れないのは高齢になればなるほど当然です。

 1人暮らしのA子さんの場合、自宅で転び割れた窓ガラスで一歩間違えば大ケガになったことなども施設入居のきっかけでした。
 
 それでも、福祉関係者や親族のアドバイス、複数の候補施設の見学に同行などを経て、実際に施設に入居するまで約半年かかりました。

 止むを得ず施設入居を進めせざるを得なかったとは言え、当初は「本当にこれで良かったのか!」と迷うことばかりの私でした。

 ところが毎月訪問しているうちに、「ここに入居してよかったわ!」と私に嬉しい報告をしてくれます。食事のとき話す人がいること、病気で辛いときすぐ職員が対応してくれ安心感もあるみたいです。

 今では訪問時に「遅かったわね、来るのが・・」なんて軽口言えるほど施設生活を楽しんでいます。

 自宅から持ってきたタンスに、明日着る予定の服をいつもハンガーでかけているおしゃれなA子さん。毎月訪問する私に感謝しているというA子さん。私こそ、あなたの一言で頑張れると先日伝えました。

 


2013.4.1

 


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