終の住まい
 

高齢者施設入居・何を優先する!      〜全てを満足させることはできない

  以前と比べ高齢期を自宅以外で迎えたいと言うニーズも増え、終の住まいに関する話題も日常会話に溢れるようになりました。

 とは言いつつ、イザ自分が有料老人ホームなどに入居したいと思った時、自分がおかれている現実(お金と老後のイメージ)の認識の甘さも目立ちます。

 豪華で広い部屋、駅から徒歩圏内、食事が美味、雰囲気がいい、介護体制が整っているなど、入居前の夢は限りなく広がります。

 一方、毎月の費用の重要な支えになる公的年金は、平成25年10月から3年間で2.5%減になるのはご承知の通りです。今後は預貯金の目減りは必須です。

 今だけでなく今後の自分に起こり得る可能性のある姿をイメージした家計管理が求められます。

 例えば、入居時自立でも、症状が重くなったときや骨折などでケガをしたとき、介護が必要になったときは、医療費や介護保険の1割負担、オムツ代など予想外の負担増です。

 入居時既に介護が必要なら、徒歩圏内でなくても、家族が訪問時施設のシャトルバス利用で対応も可能です。

 寿命が伸び老後期間が長くなった分、マネープランも現実編が求められています。

 

 



有料老人ホームの入居者層        〜入居一時金額で決まる!

 つい先日見学した有料老人ホームの自立の人の入居一時金は約4,000万円。1億円以上も支払う施設があるので超豪華ではありませんが、最近は1,000万円以下の施設も多い中、決して安くはない買い物です。

 このレベルの施設の入居者の特徴は公務員等(共済年金加入者・特に女性が目立ちます)が多いこと。案内者に確認したところ、やはり公務員等が多いとのことでした。

 民間企業に比べ、退職金や年金も多い公務員だからこそ払えた金額かもしれません。施設の雰囲気は入居者の層により変わるので、どんな職業だった人が多いかは、入居時の重要な選択ポイントです。

 なお、既に公務員の退職金と年金の削減が決まっており、公務員もこのレベルの施設に入居は今までより厳しくなることも予想されます。

被用者年金月額の平均  平成24年3月末現在
厚生年金 国家公務員 地方公務員 私立学校職員
16.1万円 21.4万円 22.1万円 20.9万円

 時代と共に高齢者施設の中身も変わり、年金制度も変わります。 「終の住まい」の受け取り方も変わってきました。これからが楽しみ?です。

 


2013.2.1

 


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