終の住まい
 

建設ラッシュ 〜サービス付高齢者向け住宅(サ高住)

  我が家にも「サ高住」の開設を案内するチラシ配布が増えています。A施設のチラシの主な内容は次のとおりです。

  1. 自立から要介護5まで入居可。
  2. 入居一時金・敷金不要。居住スペース25u。
  3. 月額利用料約18万円+食費約4万円(30日)+介護保険1割負担額+光熱費実費等。 
  4. 24時間体制で介護スタッフ対応。
  5. 地域医療サービスを選択して受診可能。

 一言で表現すると、24時間の見守り付き、食事付き、入居一時金不要の高齢者施設です。

 サ高住の建設ラッシュの一因は、補助金で建築費の一部が助成されること、所得税や固定資産税、不動産取得税など、税制面の優遇措置があることも関係しています。福祉関係者だけでなく不動産関係者の参入も目立ちます。

 人気のサ高住ですが、いろいろ見学したおばさん視点から言わせてもらうと、要介護度が高くなった時の居室設備、ケア体制などが不十分な気がします。

 高齢者施設に入居は失敗したから即戻ることが、体力・お金・判断能力の有無などで容易ではありません。自分が何を求めて入居したいのかを、具体的に、可能なこと、いつまでに入居したいのか、今からじっくりイメージしておくことが大切ですね。



入居者がリラックスしているか?

 介護付有料老人ホームなどを見学して感じるのは、施設ごとで、人の気配がする施設としない施設の存在があることです。

 一般的に、フロアは整然としているけど、入居者がほとんどいない場面が多いのが特徴です。素晴らしいフロアにテレビの音声だけが虚しく響いています。

 先日、入居者の誰かがいつもくつろいでいる施設の作り方の違いに気づきました。

 上記2つどちらもきれいなフロアに、大型テレビと食事のテーブル、介護職の人が滞在するカウンターがあります。

 違うのは、いつ行っても必ず誰かがフロアで話し合っている施設には、テレビに向かって丸く座るソファがあることです。指定席以外に座る場所があるのが嬉しいのです。

 多くの施設では食事の席は暗黙のうちに決まっており、気軽に雑談する場所がありません。特別な行事以外くつろぐ場がないのです。

 高齢者施設見学も約150箇所、当初は施設の素晴しさに感嘆しきりでしたが、見学に慣れるに従い、今は自分が入居したいかどうかの辛口視点で判断をしています。

 ただ、ここなら自分が入居したい施設に中々お目にかかれないのが残念です。


2013.1.1

 

 


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