終の住まい
 

介護付有料老人ホーム入居者は増えている?

 定期的に高齢者施設見学と私が関係する施設入居者の訪問をしていますが、施設入居者の増え方が早いという実感です。

 平成23年5月開設の介護付有料老人ホームのA施設でみてみましょう。下の階から募集を開始、平成24年5月末の35部屋ある5F入居者はBさん1名、予約者が2名ほど。当初は広いフロアーは閑散としていました。

 ところが毎月訪問するたびに入居者が増え、約4ヵ月後の9月中旬の入居者は29名(男性12名・女性17名)、残り6部屋もすべて予約済みとのこと。
 3時のおやつ時のフロアーは女性のみ、男性のみ、男女混合のグループでほぼ満席でした。

 A施設は、入居一時金が80万円と割安ですが、毎月の管理費など(食事代・水道光熱費など)が年齢により約28〜23万円。プラス介護保険の自己負担分1割・医療費・オムツ代が必要です。トータルの月額費用は少なくとも約32〜27万円とかなりな額です。

入居時年齢・歳 74歳
以下
75歳
〜79歳
80歳
〜84歳
85歳
〜89歳
90歳
〜94歳
95歳
月管理費等 27.8
万円
26.8
万円
25.8
万円
24.8
万円
23.8
万円
22.8
万円

 A施設は、数ある高齢者施設の中でもとびきり高い施設ではありません。それでも毎月の負担はごく普通の庶民からすると高額です。以上は、施設に支払うお金だけです。

 一生懸命働いて貯めたお金は、高齢者施設入居ですごいスピードで消えてしまう気がするのは私だけでしょうか。



市役所の広報、冊子を利用しましょう!

 先日70代男性Cさんから、「ところで成年後見制度っていつ始まったの?」と素朴な質問を受けました。

 特別養護老人ホームに入所する70代後半の姉の年金を口座から引き出せないため、施設代の支払いがかなりたまり、施設からのアドバイスで成年後見人の申立ての準備をしている最中とのこと。

 成年後見制度は平成12年4月、介護保険を補完する制度としてスタートしている旨伝えると、「もっと早く知っていれば・・・」としみじみ一言。

 今まで妹の面倒をみていた長兄も80代になり自分のことだけで精一杯になり、若い?70代の弟Cさんが制度を利用して面倒をみることになったそうです。

 最近、病院の医療費や高齢者施設代支払いのため急遽成年後見人の申立てをするケースが増えています。但し、お金や年金の相談の現場で感じるのは、「成年後見制度」の認知度がまだまだ低いのがとても残念です。

 「成年後見制度」に限らず、制度は困ったとき使えることが一番ですが、困ったときに備え、「市の広報」などに目を通し、若いうちから制度の内容を学んで知っておくことも大切でしょう。市役所には「介護保険」や「成年後見制度」など素敵な冊子がおいてあります。積極的に利用しましょう。


2012.10.1

 

 


back <<  #21 >> next




Copyright 2005-2012 cyottoiwasete.jp. All rights reserved.

◆掲載している文章・写真等、すべてのコンテンツの無断使用を禁じます。◆