終の住まい
 

高齢期だからこそ、 入院時の生活の質にこだわりたい!

  最近、リハビリテーション病院(以下病院)を訪問する機会が増えました。そこで感じたのは、病院といいながら介護施設と変わらない雰囲気です。

 病院は、脳血管障害や整形外科疾患などで、身体機能に障害を受けた人に、入院や通院で毎日リハビリを実施して治療を行う病院です。

 治療内容や院内を行き交う患者から病院に高齢者が多いことは理解していました。しかし、訪問を重ねるうちに、期間限定(脳梗塞の場合90日限度)で入院する(暮らす)高齢者施設ともいえそうと気づきました。

 用事で朝早く病院を訪問したときのことです。
廊下は朝おしめを取り替えた後片付けもできておらず、異臭が蔓延していました。

 訪問した病院は、比較的元気な患者は自室で朝食を取るとお聞きしていたので驚きました。

 身体に障害を受けた場合に受けるリハビリは、早くすればする程治療の効果が大きいと言われています。とは言いながら、人生の後半の入院中でも「生活の質」にこだわる私の願いは贅沢なのでしょうか!

 食事は、味と環境も大事

 

たった2センチの段差が登れない 〜車椅子を押して街にでて

 知人のAさんが座る車椅子押して街に買い物にいきました。Aさんは男性で体重は50キロ台、一方車椅子を押す私はしっかり熟年、握力は平均以下です。

 これまで、室内で複数の人の車椅子を押す経験はありましたが、室外では初めての経験です。

 車イスを押してみて驚きました。街は障害がある人が普通に暮らすには、まだまだということが。

 車道を挟んだ向かい側のお店に入ろうと、歩道から車道に降りたけど、車道から歩道へのたった2センチの段差が超えられません。

 幸い、何とか立ち上がることができたAさんに協力してもらい、そうした急場をしのぎました。下から上がる坂道での段差も苦労しました。

 Aさんが住む街は都内でもおしゃれな街と人気ですが、モザイク模様のレンガで敷き詰められた歩道にも苦戦しました。

 久しぶりの買い物の袋を嬉しそうに片手で抱えているAさんを見て、私まで楽しくなりました。頭の片隅で、気軽に車椅子が移動できる道づくりを願いつつ・・・


2012.6.1

 


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